こんにちは、こんばんは、おはようございます。akasha88です 。
中国では結婚する際に男性側に家が必要とよく言われます。
しかし上海や大都市においては、給与だけで家を買うのは現実的ではありません。
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上海の不動産価格と比べて見ようと思います。
今年の5月のデータです。
中国の不動産の面積の計算方法は、共有部分も含んでいるので、ざっくり日本と比べると中国が100㎡の場合、日本は70㎡となります。
黄浦区(市の中心地)で125,840元/㎡です。
東京で3LDK程度が上記70㎡程度だとした場合、1258万元(≒2億1386万円)です。
长宁区は日本区とも呼ばれる位日本人が多い地域ですが、ここでは862万元(≒1億4654万円)です。ってか高すぎます。そして価格とクオリティがあっていません。
松江区は上海市の中心から3、40km程度の場所で、東京の場合はもはや23区外になるくらいの距離があります。こちらですと412万元(≒7004万円)です。ってかそれでも高けーよ。
中国人は日本人よりも広い家を好む傾向にあります。
特にベッドは広いですね。
日本だと2人で寝るようなベッドを1人で使っています。
ざっくり平均で月の給料が1万元とした場合、市の中心だと給料で110年~130年分必要ですね。
日本人が多く住む長寧区でも70年~90年分は必要です。
郊外ですら40年分は必要です。
ちなみに日本の場合はよく100ヶ月分の給料で家が買えると言われている様です。
月30万円だとしたら3000万円ですね。
もちろん多くの方は気付いていると思いますが、上海では給料では家は買えません。
上海が地元の場合は、実家が再開発などで立ち退きにあうなどした場合、政府から2,3個不動産をもらえる事が多いです。
その不動産に住んでいたり、貸し出したりしています。
そういった恵まれた状況以外では、こんな感じです。
中国では子供によく6個の財布がある、という言い方があります。
これは、両親(2個)に加えて父方のおじいちゃんおばあちゃん(2個)、母方のおじいちゃんおばあちゃん(2個)の6個の財布があるという意味です。
大事な一人っ子が結婚する場合、この6個の財布からお金が捻出されます。
いやぁ羨ましい(のか?)
そのためか、子育てに関しても口を出してくるおじいちゃん、おばあちゃんが多い様です。
日本だと(少なくてもうちの場合は)あまり口を出して来ないイメージですね。
この異常とも思える不動産価格の上昇が、中国GDP拡大の1つの原動力でもあります。
まぁ日本でも昔GDPが拡大していたバブルの頃、東京23区の不動産価格が、全米の不動産価格を超えていたなどといった状況もあったようで、日本も辿った道でもありますね。
中国の不動産バブルは弾ける、弾けると日本の報道では言われている割にはずっと堅調です。
それは中国人の持ち家信仰もあると思います。
また中国ではお金を自由に動かせないため、個人レベルでは稼いだお金が向かう先がどうしても不動産になってしまうのかもしれません。