こんにちは、こんばんは、おはようございます。akasha88です 。
私は現在36歳(今年37歳)なのですが、ちょっと過去、現在のITサービスについて思う事を書きたいと思います。
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まず、今現在の世界のIT産業を考えた際にGAFAMと呼ばれる会社は外せないと思います。
日本でもGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftのサービスを使っている人は多いと思います。
また中国ではBATと呼ばれる、Baidu、Alibaba、TencentといったIT巨人もあります。(この中ではちょっとBaiduは格落ちな気がしますが、、)
ご存知の方も多いかもしれませんが、中国では金盾(グレートファイアウォール)と言われるバリアがあり、GoogleやFacebook、Instagram、Twitterなどが使えません。
使うにはVPNが必要となります。
私は政治的な理由以外では、この金盾(グレートファイアウォール)の様な政策はアリだと思っています。
というのも、私は日本のIT黎明期にちょうど大学生でした。
当時は日本でも新しいITのサービスが出てきており、2chや恐らくYoutubeに先んじてニコニコ動画が出てきていたり、Facebookに先んじてMixiがあったりしました。
今のGAFAMよりも先行したサービスも多かった様に思います。
しかし日本の会社のサービスは当然日本語で、日本向けで作られており、世界に発信する事も無いため、そこから世界に広がる事はありませんでした。
中国が金盾(グレートファイアウォール)を使い、GoogleやFacebook、Instagram、Twitterを遮断した事の一つの目的は、確かに表現の自由などに対応する事だとは思いますが、商業的に考えた場合に、ある意味正解だとは思います。
中国はこの金盾(グレートファイアウォール)の対策を行ったおかげで、微博が生まれ、Baiduが生まれ、ビリビリ動画が生まれ(ニコニコ動画のパクリですが、、)、Youku、iQiyiが生まれ、京東、アリババ、タオバオが生まれ、育ちました。
日本だってIT黎明期にはアメリカに負けずとも劣らないサービスが生まれておりましたが、結局グローバル化出来ない日本の弱点もあり、アメリカのサービスに飲み込まれた感があります。
Youtubeだって今ではGoogleのサービスですが、最初は怪しい違法な動画だらけのサイドでした。
私は日本の弱点は、グローバル化出来ない事だと思っています。
中国がある意味うらやましいのは、中国語で中華圏だけでも14~15億人の商圏がある事です。日本の会社と同じ様に国内向けでサービスを開始するだけで、15億人を相手に商売が出来るのは本当にすごい事です。
先程日本の弱点と書きましたが、それは日本の強みでもあります。日本国内の商圏がそこそこあるためです。
例えば北欧のフィンランドなどでは、国内の商圏がそもそも500万人程度のマーケットなので、最初からグローバル化を目指したサービスを始めますが、日本の場合、日本国内だけでも商売が出来てしまうため、最初からあまりグローバル化を目指さないケースが多い様に思います。
もし日本のIT黎明期のサービスが始めからグローバル化を目指していたら、もしかしたら今頃GAFAMの一角に日本の会社もあったかもしれないのになぁ、とちょっと考えてしまいます。